マラソン競技規則

総則

アースランクラブ(NPO法人日本アウトフィットネス協会運営)が主催または公認するマラソン大会は、健康増進体力向上を第一の目的にするアウトフィットネス競技であり、他の参加者や応援者、観客、大会役員ボランティアと相互に信頼関係を築き、年齢性別人種障がいの有無に関係なくすべての市民が楽しめる生涯スポーツであることを目指すものである。

参加資格

  1. 自力走行または歩行(車イスを含む)で目標の距離を完走できる者。
  2. 原則として5km以上の参加者は高校生以上とする。5km未満は中学生、3km未満は10歳以上、2km未満は小学生の出場を認める。ただし、保護者の同伴があれば10歳以上の人は、10kmまで参加することができる。
  3. また、当該規定は個別大会の主催者が特例を定めることができる。
  4. 未成年者は保護者の同意書を必要とする。高齢者は家族の同意書が必要な場合がある。

参加

  1. 大会の参加(競技時間)とは選手受付終了後から閉会までの期間であり、その間は競技委員長の指示に従わなければならない。
  2. 参加者は当日の出場前に、必ず「参加誓約書」「健康アンケート」に署名して提出しなければならない。
  3. 出場者は年齢・性別・連絡先など虚偽の報告をしてはならない。
  4. 競技委員長の了承を取らずに代理出場は認められない。
  5. 当日の選手受付は、スタート時刻の30分前までに完了しなければならない。
  6. 参加者はスポーツ大会に相応しい行動と服装が求められ、社会通念上相応しくない行動や服装であると競技委員長が判断した場合、退場勧告を受け入れなければならない。

コース

  1. コースの全長は3%以内の誤差でなければならない。
  2. コースの高低差は20m以内、最大斜度5%以内が望ましい。
  3. コース状況はアンツーカー、舗装など均一の人工構造物であり、ダート(芝生、湿地、ビーチなど)は全長の5%以内とする。
  4. クロスカントリーはダートの距離が80%以上、ビーチランは砂浜の距離が50%を超えるものとする。

競技

  1. 一斉スタートはスタート合図から1分以内に全員がスタートしなければならない。スタート時間はスタート合図が発声した時刻とする。
  2. 着順はゴールラインを通過した時点で決定する。ゴール時間はゴールラインを通過した時刻か、競技委員が指定した地点で計測をした時刻とする。
  3. ショットガンスタートは計測開始が各自のスタート時間となり、ゴールは各自が測定した時刻がゴール時間となる。
  4. 競技委員長が制限時間内にゴールできないと判断した場合、制限時間内であっても途中棄権の勧告を受け入れなければならない。
  5. 競技委員長が指定したゼッケンまたはタスキ等をつねに明示しなければならない。
  6. 周回チェックを受けなればならないと規定された大会では、指定された方法で周回チェックを受けなければ失格となる。それ以下の大会では、実行委員会が提供したチェック方法を選択して、選手自身が自己責任で周回カウントをしなければならない。
  7. コースの離脱や一時休憩は認めるが、制限時間内に完走が可能ならば、コースを離脱した地点から競技を再開しても構わない。
  8. 順位及びタイムに疑義が生じた場合、直ちに競技委員長に申し出て、審判を仰がなければならない。

その他

  1. 正当な理由がある者に限り伴走者を認める。伴走者は実行委員会から指定されたビブスやタスキ等を着用して走らなければならない。
  2. 障がいのある人や日本語で意思疎通が困難な参加者は事前に実行委員に申しでること。
  3. 応援者は短い区間に限りコース内で伴走できるが、競技委員長がレース運営上支障をきたすと判断した場合、ただちにコース外へ出なければならない。
  4. 実行委員会が用意したエイドステーションでの水分養分補給のほかに、参加者は各自の責任で水分養分補給ができる。また携帯することもできる。
  5. 競技中に他の参加者の体調不良や変調を見かけたり、気づいたりした場合は、直ちに大会役員ボランティアに通報する。

ペア走競技規則

  1. ペア(ペア走)は2人の選手が同時スタート、並走、同時ゴールする競技である。
  2. ほかにファミリー走(2~4人)も同様である。
  3. 競技は並走または一団となって走る集団走であり、そのうちの1人が休憩などでコースアウトした場合、他の選手はコースアウトした選手がコースに復帰するまで待たなければならない。
  4. 競技委員長が競技の運営上支障があると判断した場合、スタート・ゴール時の人数を制限することができる。
  5. 着順タイム計測は、代表選手1名がゴールラインを通過した時点で決定する。
  6. 登録選手の変更は、大会当日の受付時に競技委員長に申し出なければならない。
  7. 正当な理由がなく、登録選手全員がゴールできなかった場合、失格となる。
  8. チーム名は、社会通念上許されるものとし、字数は12字以内とする。

きずな駅伝競技規則

  1. きずな駅伝とは、1本のタスキを登録選手全員でつないでゴールする競技であり、1人が何回何度走っても構わないが、登録選手全員が最低1回以上は走らなければならない。
  2. 登録選手は、大会指定のゼッケンを胸の正面に貼り、登録選手あることを明示しなければならない。
  3. 着順タイム計測は、タスキを持った選手がゴールラインを通過時点で決定する。
  4. タスキの引継ぎは、競技委員長が指定した「引き継区間」内で行わなければならない。
  5. 緊急事態等の発生により止むを得ずコース途中でタスキを引き継ぐ場合は、競技委員長の承認を得なければならない。
  6. 登録選手の変更は、大会当日の受付時に競技委員長に申し出なければならない。
  7. スタートは1人とするが、途中周回では登録選手による伴走を認める。
  8. 最終周回のゴール付近では、登録選手の全員の伴走を認める。
  9. チーム名は、社会通念上許されるものとし、字数は12字以内とする。

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