ロングパットを確実に2パットで決めるコツ!3パットしないための打ち方も紹介

ロングパットとは?

ロングパットとは距離の長いパットのことです。これといった定義はありませんが一般的には10m以上距離が残る場合などにロングパットということが多いです。

アマチュアこそロングパットを大事に

プロになればアイアンの精度もあがりグリーンを狙っても数mとずれることは少ないでしょう。しかし、アマチュアゴルファーになればアイアンの精度も下がるのでせっかくグリーンに乗っても10m以上残ることも多いです。そこで3パット、4パットしていてはスコアは伸びません。
スコアを伸ばしたいのであればアマチュアこそロングパットの上達が必要不可欠になってきます。

ロングパットに大切なこと

10m以上のパットですから1パットでカップインする確率は数%以下になります。ロングパットで大事なことは1パットでカップインさせることではなく距離感を合わせて確実に2パットでカップに入れることを目指します。

ロングパットが苦手な人の特徴

距離感が合わない

ロングパットのミスで一番多いのが距離感が合わないミスです。距離感が合わない理由はいくつかあり

1 グリーンのはやが読めていない
2 グリーンの傾斜が読めていない
3 パターのタッチがあっていない
4パターの芯で打てていない

大体このどれかに当てはまることが多いです。

2パット目を難しいラインに残してしまう

こちらもロングパットで3パットをしてしまうミスで多い原因です。プロや上級者はロングパットを打つ際に2パット目が簡単なラインにボールを打っていきます。
これに対しロングパットが苦手な人は何も考えずにカップだけ狙い、その結果下りや曲がるラインなどの難しい2パット目を残してしまうことが多いです。

ラインが読めない

パターの距離の距離が長ければ長いほど傾斜でのボールの曲がり幅が大きくなります。
2mのショートパットであればラインの傾斜が読めなくても数十センチのずれで済みますが同じ傾斜で10mの距離のパットだと単純計算でも2m以上ずれてしまいます。

ヘッドアップをしてしまう

ロングパットでは振り幅が大きくなりヘッドアップしてしやすくなります。

ロングパット上達のコツ

ここではロングパット上達のためのコツを紹介していきます。

2パット目の打ちやすい場所を探す


ロングパットが残ったらまず初めに2パット目が打ちやすい場所を探しましょう。1~2mの距離で一番簡単なのは上りの真っすぐのラインです。
まずは上りの真っすぐのラインを探し2パット目をそこから打つためのライン、距離感をがんが得ます。

ロングパットのラインの読み方


ロングパットではグリーンで転がる距離が長いため長い距離の傾斜を読む必要があります。
まずはグリーン全体の傾斜をみて大きくどちらに曲がるかを見るようにしましょう。グリーン全体の傾斜はグリーンに上がる前からグリーン全体をもみると解りやすいです。

また、ボールの転がる距離が長くなれば傾斜の影響も大きく受けます。例えば1mの距離でカップ1個(10.8cm)曲がる傾斜を10mの距離で打つと約1m曲がります。
わずかな傾斜でも距離が長くなると曲がり幅が大きくなるのでしっかりと読む必要があります。

距離感を合わせる

距離感の合わせ方は振り幅で合わせる、見た目の間隔で合わせるなどありますが初心者であれば振り幅を一つの物差しにして合わせるといいでしょう。
特に朝の練習グリーンで10m、12m、15mなどを振り幅でしっかり覚えておくことが大切です。

距離感の合わせ方についてはこちらでも詳しく書いてあるので参考にしてください。
パターの距離感の合わせ方|合わない原因や振り幅で合わせる方法を紹介

ロングパットで3パットしないための手順

ロングパットのコツをふまえた上で実戦でロングパットで3パットしないための手順を説明していきます。

1 グリーンに上がる前に全体の傾斜を読む

大きな傾斜を見るときには遠くから全体を見ることが大切です。例えば富士山を遠くから見ると傾斜があるのは解りますが実際に富士山にいると自分の足元に傾斜があるのかが解りにくくなってしまいます。
この現象はグリーンに大きな傾斜があったり全体に傾斜があると解りにくさが増すことが多いです。
まずはグリーンに上がる前に傾斜を見る癖をつけましょう。

2 2パット目をどこから打つか決める

全体の傾斜を見たら2パット目をどこから打つか決めましょう。決してロングパットを1パットで入れようなんて狙ってはいけません。
基本的にはのぼりの真っすぐで1~2m以内にボールを止められるような場所を探します。

3 打つ方向の傾斜を読む

2パット目の位置が決まったら実際に打つ方向の傾斜を読みます。すでに全体の傾斜を読んでいるので最終確認とどのくらいの曲がり幅があるかを読んでいきます。
この時のコツは2つ。1つはカップとボールのちょうど中間に立って傾斜を読むことです。中間に立つ場合には自分が三角形の頂点になるようにしてラインを読むようにしましょう。

2つめはカップとボールの近辺で一番低いところから傾斜を読むことです。低い位置から見ることにより一番高いところからの傾斜がどのようになっているかが読みやすくなります。

また、この時に上り傾斜か下り傾斜かなどもチェックしておきましょう。

4 距離感を合わせる

傾斜を読んだら距離感を合わせていきます。振り幅で合わせる場合にはしっかりと歩測しましょう。感覚で合わせる場合にはカップとボールを直線に結んだ後方からカップを見ながら素振りをすると距離感が合いやすくなります。

また、この際に上りや下りの傾斜がある場合には傾斜も考慮する必要があります。これも朝の練習で「このくらいの上りだと8歩の距離で打って6歩で止まるのか」などやっておくと解りやすくなります。

5 ストロークテンポを合わせて打つ

ロングパットになるとふり幅が大きくなるのでテンポが変わりやすくなります。パターではショートパットもロングパットも「イチ、ニイ、サン」のテンポは変わりません。まずはテンポを意識して素振りをしましょう。

6 ヘッドアップをしないように打つ

ロングパットでヘッドアップをすると芯を外すことによる距離ミス、ヘッドアップによりフェース面がズレて打ち出し方向のミスになりやすいです。ロングパットこそ素振りでのテンポを意識しヘッドアップしないようにしましょう。